学習について学び、思考について考える:あらゆる年齢の子どものメタ認知を開発する方法

メタ認知とは何でしょう?

一般的に「思考について考える」と言われるメタ認知は、自分自身の思考プロセスに気づき、理解し、最終的にコントロールすることです。

メタ認知の概念はプラトンの時代から存在していましたが、最近では教育ツールとして脚光を浴びています。理想的な指導モデルが「白紙状態を埋めていく」ことから子どもの総合的指導に対する重点へと転換してきたため、いまや教師には、生徒に情報を伝える以上のことが期待されています。つまり、子どもに学び方を教える必要があるのです。

他のスキルと同じように、メタ認知は誰でも教え、学習し、実践することができます。たとえ3歳の子どもでも!

How to Develop Metacognition in Kids of All Ages. Credit: iStock Photo

メタ認知は、自分自身の思考プロセスに気づき、理解し、最終的にコントロールすることです。

なぜ重要なのでしょう?

メタ認知を実践する学習者は、非メタ認知の学習者よりも 幸福であり、学力的にも成功する 傾向があるという研究結果があります。

メタ認知を実践できる子どもは、そうでない子どもよりも効果的に自己評価や自己査定に関与できます。自己評価、自己査定は、自主性のある生涯学習者になるのに役立つスキルです。

子どもの健全なメタ認知スキルの発達促進に役立つ戦略を、いくつか以下に示します:

 

あらゆる人のためのメタ認知戦略

声を上げて話す
多くの場合、私たちの思考は、自分で追跡できるよりも速く頭の中を移動して行きます。思考プロセスについて声を上げて話すことは、たとえ独り言であっても、自分の思考観察を明確化させるのに役立ちます。

書きとめる
メタ認知を間違いなく実践するためには、学習者は自分の意識が思考に追いつけるように、思考スピードをかなり遅くする必要があります。内省的作文(リフレクティブライティング)は、これを行うための最良の方法のひとつです。脳は、書いている手の速度に合うように減速せざるを得ないからです。(このため、内省はキーボードで打つよりも手書きで行うことを奨励するようにお勧めします。)

Mindfulness. Credit: iStock Photo

マインドフルネス
瞑想とも呼ばれるマインドフルネスは、自身の思考、感情、環境を自覚するための行為で、何世紀も続いているものです。マインドフルネスの練習にはあらゆる年齢に合わせたものがあり、以下の各セクションで私のお気に入りをいくつかご紹介します。

 

3〜6歳のメタ認知戦略

描き出す
この年齢層にとっては、言葉によって考えや感情を明確に表現することは難しいことがあります。言葉ではなく、学んだことや考えていることの絵を描くようにさせましょう。

「どうして?」の力を使う
この年齢の子どもと過ごしたことがあれば、「どうして?」がこの子たちのお気に入りの質問であることはご存知ですよね!この発達段階において、子どもの好奇心は開花し、学習能力はこれまで以上に大きくなっています。子どもは何をしていると考えているのか、その理由をたずねることで、子どもが自分自身の思考パターンに深く入り込んでいくのを手伝うことになります。

Chocolate Meditation. Credit: iStock Photo

マインドフルネスの練習
3〜6歳の場合:
チョコレート瞑想

子どもに目を閉じて口を開いた状態で、静かにすわっているように言います。おいしいものを口に入れると伝えますが、まだ食べてはいけないと言います!口に入れたものを舌にのせ、感じるように指示します。準備ができたら、子どもの舌の上に小さなチョコレートを置き、どんなふうに感じるかについて考えるように言います。風味、食感、温度、溶ける感覚…できる限りわかりやすく説明し、子どもが実際に認識できるように指導してください。そうしたら…ごっくん!

*ヒント:このエクササイズの後に、何かをあっという間にしてしまう(または食べる!)と、本当の面白さを逃してしまうこともあるということについて、子どもと話し合ってください!

 

7〜9歳のメタ認知戦略

一息ついて振り返る
この年齢層はエネルギーと熱意に満ちているかもしれませんね!一息ついて、自分の思考について考えることは、幼い学習者がメタ認知を発達させるために不可欠です。振り返りは、会話、作文、図工、またはその他の表現手段という形で行えるでしょう。

行動で示す
この年齢では、子どもの創作遊びのほとんどは、ファンタジーからロールプレイに変わります。言い換えれば、子どもは「実生活」の状況を行動で示すことによって世界を理解することを学ぶのです。子どもが現実の状況についてどのように考え、感じているかを行動で示すように奨励することで、自然な遊びのように感じる方法で、自らの思考を振り返る機会を与えます。

Awareness Walk. Credit: iStock Photo

マインドフルネスの練習
7〜9歳の場合:
アウェアネスウォーク(気づきの散歩)

子どもをアウェアネスウォーク(気づきの散歩)に連れ出し、エネルギーを発散させるのと同時にマインドフルネスを実践しましょう。一緒に歩きながら、子どもがこれまで気づかなかったような新しいことを指摘していきます。 音、匂い、植物、色…これは自分自身を認識しだすための土台作りにも役立ちます!

 

10〜12歳のメタ認知戦略

ロールモデル
この年齢の子どもは、論理、演繹的推論、抽象的思考を使って考えることを学習中です。要するに、大人のように考え始めているのです!子どもの生活の中にいる大人として、あなた自身のメタ認知戦略について声を出して話すことによって、子どものメタ認知発達の力になることができます。メンタルブロック(否定的な思い込みによる意識の壁)についてじっくり考えたり、誤解を解いたり、新しい情報を学んだりするときは、対等な立場で子どもに話しかけます。子どもはあなたの戦略を見て、きっと自分でも試してみるでしょう。

試行錯誤
この年齢層の特徴は、この年齢になって新たに手に入れた個性と表現の感覚です。このような子どもにとって効果のありそうな様々なメタ認知戦略(書きとめる、グラフやチェック表を使用する、声を上げて話す、など)を試す機会を与え、これらの戦略の何が有効で何がそうでないかについて話し合います。自分に合った戦略を見つけ、やり続け、完全に自分のものにするように励ましましょう!

Guided Imagery. Credit: iStock Photo

マインドフルネスの練習
10〜12歳の場合:
誘導イメージ法

子どもを快適な姿勢で座らせるか横にならせて、目を閉じさせます。低く、落ち着いた声で、周囲、身体、最終的には自分の考えに注意を払うように指導します。子どもがリラックスして耳を傾ける中、 誘導イメージ法のスクリプト を読みます。

 

子どもに役立つメタ認知戦略を試したことがありますか? ソーシャルコミュニティに参加して、私たちに教えてください!

 

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