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教室に遊びを取り入れるべき7つの理由

多くの形態をとることができる遊びですが、本来は子どもが自分を取り巻く世界に適応していくために使う自然な学習プロセスです。注意深く観察すると、多くの子供たちが遊びを使って、現実生活の問題を乗り越えたり、他者との関係を形成したり、自分がよくわからないことを探ったりすることに気付くことでしょう。 

遊びは不真面目もしくは時間の無駄であるとして、大人によって退けられてしまうことが多いのですが、子どもの発達に関する研究で、これが真実からかけ離れたものであることがわかっています!

遊びの範囲は広いのですが、基本的に3つのサブカテゴリに分類することができます。

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自由遊びとは 、大人の干渉なしで、完全に子どもが主導する活動を指します。おもちゃや他の遊びの材料によって促進されることの多い自由遊びですが、純粋な想像力や仲間との社会的交流で構成されることもあります。このタイプの遊びは、子供たちが探査をする自然な過程として使用できるため、発達学習に最も有益です。

指導者付き遊びは 、子どもたちが自由に探索できるという点で、自由遊びに似ています。ただし、指導者付き遊びでは、大人(ほとんどの場合、教師または監護者)が子供の遊び体験のおぜん立てをします。つまり大人が遊びの材料を提供したり、ゆるやかな指示を与えたりする形をとることがあるということです(たとえば、「さあ、この子ども用粘土を使って何か動物を作りましょう」)。指導者付き遊びは、微細運動能力など、教師や監護者が改善領域として配慮する発達スキルの強化に利用できます。

構造化された遊びとは 、ほとんどの場合、子供が使用するために大人が作成したゲームまたはアクティビティを指します。これに該当するのは、ボードゲーム、スポーツ、オンラインゲーム、または教室でのアクティビティなど、成人が作成した一連のルールまたはガイドラインのある遊びです。このタイプの遊びは、学業に最も有益であり、教師が特定の学力を強化するために、構造化された遊びのアクティビティを作成したり使用したりすることがあります。

すべての遊び時間の持つ多くのメリットを、生徒達が十分に享受できるようにするため、3種類すべての遊びを学習プロセスに取り入れることを専門家はすすめて います。自由遊びの時間をつくる、遊び時間を通して生徒を指導する、指導の一環として教育用ゲームを提示する、どれをとっても遊びは教室での学習に不可欠なものです。

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まだ納得できませんか?
教室で学習ツールとして遊びを取り入れるべき7つの理由を以下にあげましょう。

 

 

  1. 遊びは子どもたちがソーシャルスキルを身につける役に立ちます。
    子どものグループが一緒に遊んでいるのを観察すると、チームワーク、対立の解決、共感、歩み寄りをはじめとする多くの重要なソーシャルスキルや感情的なスキルが示されていることに気付くでしょう。教師として、私たちはこのようなスキルは、子ども達が学校や生活で成功をおさめるために不可欠であることを知っており、多くの教師は、既にぎゅうぎゅうに詰め込まれているカリキュラムにソーシャルスキルや感情スキルのレッスンを押し込もうと最善を尽くしています。もっとも、これらの実生活のスキルは、実生活上で習得するのがベストということが多いのです!社会的遊びは、子供が自分の社会的知性や感情的知性を実践し育成していくための安全で本物の設定なのです。
  2. 遊びは創造性と想像力を促します。
    もちろん、これは言うまでもないことですが、子どもたちが積極的に遊びに参加しているとき以上に、想像力を発揮していることは、めったにありません。ストーリー、世界、社会的役割が、遊びの中で区別されることなく作られていき、外部からのプレッシャーがないため、子どもの想像力はまさに限界を超えて行くことになります!
  3. 遊びは、批判的思考やその他の認知スキルの開発に役立ちます。
    多くのゲームでは、プレーヤーが戦略的に考え、将来的成果を計画することを求められます。これは、人生の多くの場面で非常に役立つスキルです。自由遊びに没頭しているときでも、子どものごっこ遊びのシナリオは非常に複雑になることが多いのです。

    ゲームベースの言語学習は、スコア、星、音によって即座にフィードバックを与え、子どもたちが良くなってきていることを知らせます。子どもは間違っても大丈夫だと感じ、あきらめなくなります。このゲームでは、車をさまざまな速度で組み合わせることでポイントが加算されます。徐々に課題を増やすことで、子どもは頑張り続けるように励まされ、成長マインドセットを身につけるようになっていきます。
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  4. 遊びは本物の環境で言語を学び、使用する機会を提供します。
    子どもにとっての第一言語であろうと第五言語であろうと、本物の会話に参加することは、生徒が確かなスピーキングとリスニングのスキルを育成するためには最も効果的な方法です。ゲームに読み書きも含まれているなら、大成功です!
  5. 遊びは問題解決スキルの育成に役立ちます。
    想像力豊かなすばらしい物語には、大きな衝突が伴うものです! 子どもは、非常に刺激的なシナリオには、克服しなければならない衝突の要素(悪者さん、こんにちは!)が含まれていることを理解しています。遊びを通して想像上の衝突に対処することで、子どもは自分の身に降りかかるかもしれない実生活上の問題に対処する非常に現実的な戦略を学んでいきます。
  6. 遊びは自信と独立心を養います。
    内気な生徒や、学校の他分野での自信がない生徒も、遊び時間中ならば、もっと主導権を取れると感じることができるかもしれず、成長する場所を見つけることができます。遊びは他の学校活動よりも公的なものではないと見なされるため、授業中に生まれる可能性のある不安は、遊んでいるときには緩和され、生徒に独立性を高めるチャンスを与えてくれるのです。
  7. 遊びで子どもは学習にワクワクするようになります!
    何よりも、遊びは楽しいです! 授業にゲームや遊びの時間を組み込むことで、生徒が学習を続けるための 内因性の動機付けを高めることができます。ですから、構造化された遊びでも、指導者付き遊びでも、完全に自由な遊びであっても…遊ぶことをためらわないでください!

Learning Through Play(遊びを通した学習)のインタラクティブセッションについては、
次のウェビナーに必ずご参加を
12月20日16:00(CST)
お申込みはこちらから!

 

Pyle, Angela, Christopher DeLuca, and Erica Danniels. “A scoping review of research on play based pedagogies in kindergarten education.” Review of Education 5.3 (2017): 311-351. https://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1002/rev3.3097

Warpinski, A. (Ed.). (2018, October). Learning through play: Strengthening learning through play in early childhood education programmes. Retrieved December 2019, from https://www.unicef.org/sites/default/files/2018-12/UNICEF-Lego-Foundation-Learning-through-Play.pdf.